2020/01/24

取るだけ育休とは

取るだけ育休とは

取るだけ育休とは

育休を取得しても家事や育児に参加しない取るだけ育休という問題があります。男性の育休取得に関して、ようやく理解が広がったとはいえ実態としてはどのようになっているでしょうか。

男性の育児参加状況

育休を取った男性のうち育児に十分な時間を割いていないとるだけ育休が3割に上るという調査結果が母親向けの情報発信をしている会社が公表し、育児などへの向き合い方を事前に夫婦で話し合う必要があると呼びかけております。

育児への参加時間

育児休業を取得した夫が1日にどのくらいの時間育児や家事に費やしたか聞いたところ、8時間を超えると答えた人が20%だった一方、2時間以下が32%と3人に2人に上りました。
男性の育児参加時間が短いのが目立つ一方、男性の育児参加に満足している人の回答を分析すると家事や育児の負担の分散ができているかや休む期間が十分かどうかなどが満足度に関わっていることが分かったということです。

とるだけ育休の実態

現状を見てみると、とるだけ育休が既に多く発生していることが窺えます。そして、男性育休取得推進の機運の中、勤務先から取得を勧奨される形で取得する育休が増えるにつれ、このような質の低い育休は増加していくものと考えられます。これでは本末転倒です。

育休の質を高める育休の過ごし方

男性の育児参加で育休を満足行くものとする過ごし方は、量的に担当する、必要なスキルを習得する、精神的に支える、主体的な姿勢で取り組む、休息をとらせる、十分な期間取得する、家族との時間を楽しむという7つの法則を押さえた形で育休を過ごすことで、育休の質が高まります。

自治体の取り組み

育休準備を促すため、より多くの夫婦が接点を持てる自治体や企業等の場を通じた取り組みが求められます。具体的には、母子手帳配布時に自治体窓口から夫婦に情報提供をするような取り組み等があり、また育休を夫婦で考えるための冊子を制作し、自治体窓口での配布に向けて取り組んでいます。

まとめ

男性が育児休業を取得しても、中身を伴わないとるだけ育休にならないよう家事や育児の向き合い方について、事前に夫婦で話し合うことが大切です。ようやく環境も整いつつあるので、有効活用できるようにしましょう。

[addtoany]